VS Codeにはリモート開発のための様々な機能が搭載されている。
VPSサーバーや自宅のコンピュータ上のVS Codeを、別のコンピュータ上のVS Codeアプリや、iPad等のブラウザを使って操作することもできる。
サーバー上のファイルを参照できるし、サーバーのターミナルも普通に使える。
インストール
普段使っているVS Codeデスクトップアプリに機能は含まれているが、デスクトップアプリが不要な場合はVS CodeのCLI版をインストールすることもできる。
Linuxの場合は、次のコマンドでインストールできる。(例:x86-64の場合)
curl -Lk 'https://code.visualstudio.com/sha/download?build=stable&os=cli-alpine-x64' --output vscode_cli.tar.gz
tar -xf vscode_cli.tar.gz
※この場合はcode
コマンドの代わりに./code
を使う。
トンネル
トンネルを使えば簡単な設定で外出先からもアクセスできる。
code tunnel
コマンドを実行した後、指示に従ってMicrosoftアカウントまたはGitHubアカウントでサインインする。
別のコンピュータのVS Codeアプリ、またはVisual Studio Code for the Web (https://vscode.dev)を起動したら、「トンネルを開く…」をクリックしてサーバーと同じアカウントでサインインすると、使用できる。
ちなみに常時起動にする場合はこう。
code tunnel service install
その他コマンドはこれで確認できる。
code tunnel --help
serve-web
ローカルエリアネットワークやVPNを使って、サーバーに直接接続する場合に使える。
MicrosoftアカウントやGitHubアカウントは不要。
code serve-web
これでブラウザからアクセスできるのだが、デフォルトではhttp://127.0.0.1:8000
でしかアクセスできない。
外部からのアクセスを許可するには、--host
オプションでサーバーのIPアドレスを指定する。
code serve-web --host=192.168.1.2 --without-connection-token
その他のコマンドはこちらで確認。
code serve-web --help
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